友人に掛川茶をいただいた。深蒸しのかりがね。
普段は宇治か八女(福岡)のお茶が身の回りにあるせいか、静岡のお茶にはあんまり縁がない。まして掛川茶という「掛川」をうたったものは初めてだった。
淹れてみると、とても美味しかった。渋みと甘みがいい塩梅で、濃い味わいなのにくどくない。茎茶なので熱湯で淹れて気軽に飲める。が、茶葉をそのまま食べてみると、煎茶のようなしっかりした味わいの、おいしい茶葉だった。
しかも、ちょっとの茶葉で何煎もしっかり出る。なんと素晴らしいコスパだろう!と、味わいと共に感動した。
何煎も出る上に、200グラムも入っていたのでずいぶん長いこと楽しめた。しかしとうとう、おしまいが見えてきたので、これはちょっと取り寄せてみようかと思い、裏に書いてあったお茶屋さんの名前をググってみた。
出てきたのはただ、お店の電話番号ばかりであった。通販とかは、やってないらしい。実に残念である。
掛川茶というものが、押しなべてこのレベルで美味しいのか、それともこのお店のお茶がおいしいのか。それは分からない。