IMG_3904

食洗機が届くまで②

②工事が必要だと知る

さて、わが家に食洗機が置ける、と分かったものの、空いてる場所にそのまま置いてしまうと台所が食洗機で埋まってしまう。そうすると、食器は洗えても料理を作れないという本末転倒なことになってしまうので、それは避けなくてはならない。

わが家のシンクは、壁からこちら側に12センチくらいの幅で、すこし高くなっている。出っ張っているのだ。その高くなった部分にガスの元栓が設置されている。なので、その段差の上に、ガスの元栓+15センチ位の高さの台を設置して、食洗機を壁際につけて置こうと考えた。食洗機が宙に浮いている状態を想像してもらえれば分かるだろうか。

しかし、そんな都合のいい台があるもんだろうか?よく分からないが、みんなどうしているのだろう?と思って、「食洗機」「設置」「台」で画像検索してみた。

いや、あるわあるわ。いろんな設置例がずらっと並んだ検索結果は壮観だった。木でワゴンを作っている人、メーカーの専用台を使っている人、シンクの上にせり出したりカウンターの上にあったり、ホントに色々だ。みんな知恵を絞って設置したのだ。記録に残したいのは当たり前だな。そんなことを思いながら画像を眺める。

その中で気になった画像をクリックすると、それが掲載されているページに飛ぶ。大抵はブログだ。この記事のように、食洗機の設置過程が書いてある。ふむふむ…え?

食洗機には、工事が必要?ぶ、分岐水栓…??

どうやら食洗機という家電は、お店で買って来て設置し、コンセントを入れれば使えるというものではないらしい。分岐水栓、という物を台所の蛇口につけて、食洗機に水が入るようにする工事が必要なのだと。

なるほど。実はちょっと、水はどこから食洗機に引くのかなあ、と思っていたのだ。それは確かにそういう工事が必要だろうなと、私は記事を読んで納得した。

そのブログには、分岐水栓の型番を調べてアマゾンで取り寄せた、とあった。食洗機だけではなく、分岐水栓とやらも買わねばならんのか、と驚いたが、もっと驚いたのは家の水栓によっては合う分岐水栓がないと書いてあったことだ。それがないと、食洗機は設置できない。

え!!そんなの、食洗機買って来たはいいけど設置できません、なんて事になったら大変じゃないか!!

私は焦った。うちは古いのだ。こんな古びた水栓に合う分岐水栓は、ないかもしれない。私は猛烈な勢いで、今度は「水栓」で画像検索をかけはじめた。うちの水栓が何というタイプの物なのか、そしてそれに合う分岐水栓はあるのか…??

この時の私は、食洗機が間違いなく設置できると言うことをはっきりさせて、台もきちんと用意したうえで食洗機の設置工事をお願いし、「さあ、どうぞこちらにお願いします」と言って、サクッと工事をしてもらう、という状況を目指そうと思っていた。いざその段になって「いや、ここには置けません」なんてことがあってはならない。

食洗機を置く台を決めるのも、食洗機本体を買うのも、すべては分岐水栓が見つかった後だ、ということがこの時判明した。私はひたすら、水栓の画像を探してパソコンの画面を見つめ続けたのだった。