先日、誕生日を迎え、また新しい一年が始まったという改まった気分で毎日を過ごしている。
このころ、あちこちで胸に響く宝物のような言葉をもらったので、忘れないように、大事にしていくためにメモしておこうと思う。
①「そんなん、ボケるで」
誕生日の前日に、素敵な人たちとランチをした。その時にこの言葉をくれたのが、私の年齢の時にご主人を亡くし、その後起業したMさん。
「その後も、変わらず主婦として生活することも出来たと思うんですが、なぜ起業したのですか?」という私の質問に対して、輝く笑顔でこう即答。以前書いたブログ
「人生を楽しむということ」
の一つの回答にもなっているなと思った。Mさんは人生を謳歌している美しい人。人生の先輩として尊敬してやまないし、素晴らしいロールモデルを見つけて嬉しくてならない。
②「だって、何にもないもん」
①の後、続けて私が「それなら、働きに出るということは考えなかったんですか?」と聞いたときの答えがこれ。やはり笑顔で即答だった。
Mさんのこの二つの言葉には眼を開かれた気がした。Mさんと同じく主婦だった私は何も考えずに働きに出るという選択をして今に至る訳であるが、Mさんはそこで起業した。マインドが、違うんだなぁと思った。Mさんは経営者のマインド、私は雇用される人のマインド。
同じ主婦で社会経験がなく、会社に求められるスキルがないとするならば、自分の強みと状況を活かして自分で動いた方が楽しいし、収入だって違ってくる。右に行くか左に行くかでえらい違いなんだなと思ったのと同時に、働き始めたころの私には、起業するという考えは欠片もなかったし、そんなことは自分には到底無理だと思っていたのだなと、改めて気がついた。
出来るかどうかという事実よりも、出来ると思うか思わないかが何よりも大事なんじゃないかと、そんなことを思った。そして今の私は、もしかしたら何かできるんじゃないかと思い始めている。そのことが嬉しかった。
③やらない言い訳を考えない
私がMさんの話しを聞きながら「いや~でもなあ~」とかグダグダ言っているときに言われたセリフがこれだった。「要は、出来ないんじゃなくて、やらない理由を考えてるんだよね」。
何とも正鵠を射た言葉だった。そう、全く持ってその通りで返す言葉もない。私は行動よりも思考が得意な方で、動くより前に考えることの方が圧倒的に多い。
それはそれで、悪くはないと思っている。
ならば、これからは、「できない理由」ではなくて「どうすればできるのか?」を考えるようにしようと、本当に強く思った。このことは忘れたくないので、もう一度書いておこう。
「やらない理由を考えないこと!!」
④理想の自分を親友にする
これは、フェイスブック上に流れてきた言葉。読んでひどく腑に落ちた。
自分の中に理想の自分を持って、彼女と親友になれば、辛い時、迷った時にきっと力になるだろうと思った。親友に恥じない自分でいたいと思えば、自分を律して行けるんじゃないだろうか。負けそうなときに、踏ん張りが聞くんじゃないだろうか。
もしかしたら、書き手の意図とはちがうかもしれないけど、私はそんな風に受け取って、そして大事に心にしまった。
そんな訳で、今年は何か、すでにたっぷりのお弁当やおやつを持って新しい旅に出ているような、そんな気分である。
とにかく忘れないように、もらった言葉を大事にしながら日々を過ごそうと思っている。
本当に、感謝します。